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「日帝が朝鮮米を収奪した」という反日史観を粉砕する朝日新聞記事

 我が国の朝鮮統治に関する戦前の朝日新聞記事は、今日の朝日をはじめ日韓の反日左翼勢力によって喧伝される反日史観が真っ赤な虚構であることを証明する貴重な第一次史料である。例えば大阪朝日新聞 大正13年(1924)5月25日記事 「最近の朝鮮 諸般施設の改善整備により其の進歩隔世の感あり」は、日韓併合後の朝鮮半島の目覚ましい発展を証明する統計資料を掲載している。

 従って今日の朝日新聞社が本当に日韓友好を望むならば、戦前朝日の記事を朝鮮語に翻訳して韓国で刊行し、韓国人が信じる反日史観が真っ赤な虚構であることを韓国人に教え、彼らの反日感情を鎮めるべきだろうに。


 以下の大阪朝日新聞 大正13年(1924)5月25日記事 「最近の朝鮮 諸般施設の改善整備により其の進歩隔世の感あり」は1924年当時の朝鮮米増収計画を詳述している。

朝鮮米の増収計画

一 

 我国は、古来瑞穂の国といわれた米産国である。其上歴代の政府が、農事の改良発達に力を尽して来た甲斐あって、今日では毎年六千万石近くの収穫を挙ぐるようになって居るが、何分にも国家隆運の表徴たる人口の膨脹には、追随することが困難で、食糧不足の声の年々高まりつつあるは、爰に説明する迄もない。
 此不足米は、外国米の輸入に依るの外、朝鮮から毎年三、四百万石という多量の米を買入れて、之を補足して居る状態である。今後我国が幾何の米収増加を見るかは知れざるも、我国耕地の現状から推測すると、固より大した増収は望まれない故に、朝鮮米の買入は、年と共に益増加するのは勿論のことである。要するに、朝鮮米無くしては我国民の食糧は、甚だ不安を感ずる次第であるから、朝鮮は我国の食糧供給地、換言すれば大切なる米倉であることは、何人も否定することの出来ない事実であろう。



 此大切の米倉である朝鮮では、如何様にして米を作って居るか、朝鮮の米で命を繋ぐ我国の人等は是非知て置かねばならないことである。朝鮮には米を作る水田(朝鮮では田のことを水田といい畑のことを田という)が凡そ百五十五万町歩ある、而して其地味は内地の水田と異る所はない。然るに其米産額を見れば、歳の豊凶にもよるが千四、五百万石である。百五十五万町歩の水田から千四五百万石の収穫といえば、一反歩当り一石前後の収穫に過ぎないから、内地の水田に比較すると、其生産力は大凡半分にしか当らない

 此様の事情を聞くと、米倉の内容甚だ心細い感を持つ人もあるであろうが、それは全然無用である。何んとなれば目下朝鮮の水田の生産力の少きは、言い換えれば、将来の生産余力が多いということを示すものである即現在の生産力が内地の半額でも農事改良の実績が挙ってくれば、内地同様の生産力となることが出来るのである。其暁には毎年千万石の米を、内地に供給するのはいと易きことである。其の上に、現に朝鮮にある数十万町歩の未墾地が立派に開拓さるるならば米の内地供給力は益多くなる訳であるから、内地の人士は枕を高くして可なりである。



 現に朝鮮では米の産額を増加させる手段として、種々の計画を実行して居る。其内最も特筆大書すべきものは、灌漑水利の事業を挙げねばならぬ。此灌漑水利の事業というは、朝鮮の水田の一大欠点である不安なる天水灌漑を改めて河川灌漑若くは貯水灌漑の設備を施して用水欠乏の憂を除こうという目論見を言うのである

 朝鮮の水田は河川又は貯水を利用して居るものは僅に全体の二割であって其他の八割は雨水を当に植付をする天水田であるから、此水田の灌漑方法を改善しようという水利事業が現下の朝鮮産業界に於て最も重要なる事業の一であるのは謂う迄もない。此事業は、関係土地か官庁の認可を得て組織する、水利組合と称する公共団体に依は行わるるもので、此種の組合は現在五十五を数え、其内には既に灌漑工事の完成したるものもあり、未だ工事中のものもあるが、其計画面積は合て七万六千余町歩の広さに亙り、其工事費は四千壱百万円を計上されて居る。内地の為には食糧の供給地であり、大切な米倉である朝鮮では、斯様な苦心をして米作の安定、産米の増殖に努力して居るのであることを記憶して貰わなければならない。



 爰で一言説明を加える必要のあることは、朝鮮の水利事業は何故に斯くも多額の工事費が入用であるかという問題である。一口にいえば、朝鮮は水源に乏しい国柄であるからと答えねばならぬ、詳しく言えば、水源の少い結果大規模の貯水池を築く必要あり、又河川若は貯水池の水を水田に導く為には、長き水路を是非掘らねばならぬからである。一例を挙ぐると全羅北道の益沃水利組合という組合は、全州郡内大雅里と云う所に長さ百間、高さ百尺の堰堤を築きて一大貯水池を作り、其満水面積は百四十三町という広さを有し、水深百二尺という大規模のものである。池水横溢して堤下に落つる有様は、懸瀑百余尺宛として「ナイヤガラ」の瀑布を観るが如き壮観がある。又其池水を組合区域の水田(九千六百町歩)に導く水路は蜿々として十八里の長きに亙って居る。左れば此一組合にして灌漑設備の為に費した経費は、五百四十万円と言われて居る。



 処で更に内地識者の賢慮を煩わしたいことは、此莫大なる水利事業の経費は何所から出るかということである。朝鮮には土地改良事業補助規則という法律があって、此種の事業の補助金を交付しているが、其額は工事費の二割以内という制限があるから、工費の大部分は組合自ら負担せなければならないのは当然である。然し組合区域の地主が、一時に斯る多額の資金を出資出来ないのは無論であるから、其資金は長期の期限で、他より借入れねばならぬ。斯様の産業資金の貸出を取扱う為に、朝鮮には朝鮮殖産銀行という特殊銀行がある。此銀行は資本金参千万円で、払込資本金の十五倍迄債券を発行する特権を有て居る。近頃内地の金融市場で、信用ある有利の投資物として各方面の歓迎を受けて居る「朝鮮殖産債券」というのがそれであって、此銀行が右に述べた如き、水利事業其他一般産業開発上緊要なる、貸出を為す資金に充当する為に、発行した債券である
 言い換れば、我国の大切の米倉なる朝鮮の農業開発は、朝鮮殖産銀行を通じて内地資本家の投資した資本で、行われて居るのであって、此資金が多ければ多い丈、朝鮮の農業は立派なる発達を遂げて、米倉の内容は益充実し、我国の食糧供給は後願の憂がなくなるのである。


 以上の朝日新聞記事が示す通り、我が国は、朝鮮半島から米を収奪していたのではなく買い入れており、朝鮮水田の欠陥を克服する灌漑水利事業に投資していたのである。

  そして我が国が朝鮮半島の朝鮮農民の生活向上のために朝鮮米の増産に努めた結果、日本内地の日本農民が著しく困窮してしまった。

大阪毎日新聞 昭和5年(1930)10月3日 官民ともに唖然たる大豊作 現実過剰米七百万石 対策樹立が急務

 本年の第一回米収穫予想は六千六百八十六万七千五百余石というわが国開闢以来の大豊作を見るに至ったが、同日朝鮮で発表された同地の第一回米収穫予想もまた千九百二十九万六千四百余石という空前の大豊作であって、この米の大洪水によって新米穀年度の内地需給状況を推測するに(残存米の計算を除く、単位千石)、

供給

産額 六六、八六七
鮮米移入高 九、〇〇〇
湾米移入高 二、四〇〇
外米輸入高 一、〇〇〇
計 七九、二六七

となって理想持越米約五百万石を除いて既に七百十万石のいわゆる現実の過剰米に圧迫されることになった。この情勢は官民いずれも予想し得なかったところとて農林省のどときも全く唖然としている。目下政府の所有する米穀法による余裕金は僅かに七千余万円にすぎず、朝鮮米大豊作に早くも一円六七十銭の値下りを見た市場には如何なる影響をおよぼすやもはかられず米値下りに伴う農民の救済にも七千余万円では三百万石の買上げさえ至難で、全く焼石に水の観あり、政府は非常な決心をもって対策を練る必要あり米穀政策はいよいよ容易ならぬ大問題となった模様である。

需要

消費予想 七一、六六七
輸移出 五〇〇
計 七二、一六七
差引供給過剰高 七、一〇〇


大阪朝日新聞 1931.8.21-1931.8.28 米専売可否行詰まれる『政策』大阪商大学長 河田嗣郎

朝鮮米の脅威

 純政策的な見地からこれを考えてみるに、米の問題において最も困難な点はいうまでもなく米価である。そしてそれは固より需給関係に立脚するのだが、同時に生産費と密接な関係をもつ。所がこれ等の事情は、従来は主として内地にのみ関した問題であったのに、近ごろになっては、広く朝鮮、台湾に及び、特に朝鮮との関係において問題は非常な困難を加えるようになった。その困難が解決せられなかったら、結局米価問題の謎はとけないのである。

 人のよく知るが如く、朝鮮においては我国食糧問題の必要上からと、朝鮮農業発展の必要上とからして、産米増殖計画が行われ、うんと馬力が掛けられたために、品種の改良と生産数量の増加とは急テムポの成績を現わして、近年においては、年々八、九百万石から一千万石に近い移出能力を示し、その殆ど全部が内地に向って移出されるようになって来た。

 それは予定の計画が予定通り奏効したのであるが、皮肉にもその成功に驚いたのは政府当局である。そしてその成功に脅かされるようになったのは内地の生産者である。というのは内地の生産量六千万石余りに対して、一千万石近いものが移入されて、然もその生産費は、朝鮮ではまだ地価が安く、労賃が低く、所得税その他租税公課は少く、生産はやや粗放的である結果内地のそれに比較して、かなり低安であるところから、内地米はその競争に堪え得られない実情が明かになって来たからである

 従前のように朝鮮米の品質が内地米に比して遥に劣っていた時分には、そしてその移入数量が二、三百万石を出でない状態にあった時分には、朝鮮から米が移入されるということは、内地の供給不足を補う意味において歓迎すべきことであり、またその移入のために米価が圧迫されるほどの結果は生じ得なかった。蓋し朝鮮米はラングーン米、サイゴン米などと同様に、内地米とは異種の商品としてまたその移入は補充的の意味にしか過ぎなかったからである。従ってその実情を基礎として政策を考えるならば、国民食糧の不足を補い、国家的自給状態を造り出すがためには、朝鮮米の増殖計画を樹てるということは、洵にに策の得たるものであったに相違ない。

 然るに困ったことには、その後内地の生産も比年増加し、しかも作柄は大体豊作続きであるところへもって来て、朝鮮の米がとても品質がよくなり生産量も急速に殖えて、今では内地米に対して補充以上に競争的商品となり、異種の商品にあらずして同種商品として殆ど完全な代替性を有するに至った。

 『政策』が驚いたのも無理のないことで、『政策』というものは由来そんなに間の抜けたものでもある。ただ併しながら実際困るのは内地の米穀生産者であって、移入米の季節的圧倒によって内地米価が抑えられるのもならず、生産費関係から、到底競争のでき難い地位に置かれてしまった。この意味において朝鮮米の増殖は、今や内地米に対して最大脅威となってしまったのである。その状恰も前世紀の八、九十年代において欧洲諸国の小麦生産者に対して、アメリカその他の輸入小麦が、大々的脅威となり、いわゆる農業恐慌期を生み出したのにも似ている

案山子然たる米穀法

 朝鮮米は今や内地米に対しては恐るべき強敵である。さればとて我が国策として、朝鮮米の増殖計画を止めるわけには行かない。けだしその計画は、ただ独り国民食糧問題の必要上から行われるばかりでなく、朝鮮の農業を開発し、朝鮮農民の経済を向上せしめるためにも行われるものであるから。そして現今朝鮮でできる米の数量は、朝鮮における需要量を超過し、また朝鮮大多数の農民の生活程度からいえば、その食用は安価な満洲産の粟などを輸入することによって用を弁じ、高価な朝鮮米はこれを内地に向けて移出することを必要とする状況であるから、朝鮮米の内地移入はその生産量の大部分に及び、朝鮮農業にとっては、これがその収益の主要部分であり、大多数の朝鮮農家にとっては、これがその所得の本体である。従っていま朝鮮米の内地移入を禁止もしくは制限するが如きことは、朝鮮農業に対しては実に由々敷大事であって、朝鮮が我国の一部分である限り、それは到底行われ得べきものでない。

 米穀政策を内地本位の立場のみから考える人々は、今日のような実情においては、朝鮮産米増殖計画を中止すべし、少くともこれを緩和すべしとか、内地移入米量を限定すべしとか、内地移入税を賦課すべしとか主張するのである。そしてこれらの論者は現在のように内地農家の窮迫せる状態においては、かくの如き政策を行うのもまたまた止むを得ないところであって、この際朝鮮農家のことをまで考える余裕はない。内地農家の不利益を忍んで、否むしろその利益を犠牲にして、朝鮮農家のためを計るのは、実に宋襄の仁の甚だしきものであると考えている。

 一応尤な考え方ではあるが、さればとて国家に向ってかくの如き政策を行えと要求するのは、実際無理な注文である。国内各部分に対して一視同仁なるべき国策が、かくの如きことを行い得ざるはいうまでもない
。また朝鮮に対する現時の政治的考慮からしても、かくの如き政策が行われ得べきものでもない。


 戦前の日本農民を苦しめた1920年代の慢性デフレ不況および1929年から1931年末までの昭和大恐慌を引き起こした主な原因の一つは、我が国が実施した朝鮮米の増殖と内地移入だったのである。大阪商大学長の河田嗣郎は、それを「間の抜けた政策」と評した。

 残念なことに1965年の日韓国交正常化以降の我が国は戦前の「間の抜けた政策」を反省するどころか、韓国に良かれと思い、それを工業分野に引き継いでしまった。我が国の政府と産業界が育成した韓国の造船、自動車、家電、半導体等々、皆そうである。

 我が国が韓国と関わると、我々日本国民が不幸に見舞われるのである
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プロフィール

龍井榮侍

Author:龍井榮侍
 東亜連盟戦史研究所は、主として大東亜戦争に関する国民の戦史知識水準の向上を目指して開設されました。

 弊研究所が確信する「正統戦史研究」とは、信用の置ける第一次史料を集め、史料に事実を語らせ、独自の史観を構成することです。だが第一次史料とて作成者の欺瞞、錯誤を含んでいるかも知れず、たとえ紛れもない真実を示していても、所詮それは膨大な歴史的事実のごく一部にすぎません。

 歴史の真実の探求は極めて困難であり、戦史研究において歴史学徒が最も留意すべき事項は、間違いが判明すれば直ちに修正することであり、最も禁忌すべき事項は、「自説保全による自己保身」に走ることです。よって弊研究所は、読者の皆様の建設的な礼節ある御意見、御批判、御叱正を歓迎します。
 
 所長の本拠地は森羅万象の歴史家ブログです。

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